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  • 最終更新日: 2020.07.2

がん治療としてiPS細胞を使う. 心配な2つのこと

がんへの攻撃力がアップすると
ガンの増殖、
転移を抑えることができます。

そのため、
実行部隊である
「NK T細胞」を
大量に体内に入れるのです。

このアイデア自体は
数十年前からあるものですが
「どうやってNK細胞を増やすのか」
課題でした。

そこに
「iPS細胞」を利用したわけです。

iPS細胞によるがん治療の治験場所は?

千葉大学医学部附属病院と
理化学研究所が
iPS細胞細胞を使った
がん治療の治験を
開始すると発表しました。

場所は
千葉大学医学部附属病院です。

対象は頭頚部がんの患者さんで
人数は
4人から18人を予定しています。

治験の名称は
「再発・進行頭頸部がん患者を
対象とした
iPS-NKT細胞動注療法に関する
第1相試験」です。

iPS細胞の心配な2つこと

通常
NK T細胞は
血液細胞中の
0.1%程度しか存在しません。

今回使うiPS細胞は
他人の細胞から作った
ものになります。

予備実験等は
充分行われているでしょうが
心配な点が2つあります。

人の体の中でiPS細胞由来の
NK T細胞が
「どの程度効果があるのか?」
「免疫系によって拒絶されないのか?」
この2点は
やってみないとわかりません。

本来は自分の細胞から
iPS細胞を作れれば
2つ目の疑問
「免疫拒絶反応」の危険は
少なくなります。

しかし

現実問題として
時間とコストが
かかってしまうのです。

そのため
他人からの細胞由来の
iPS細胞を使って
NK T細胞を
常に準備しておけば
手間もかからず
コストも抑えることができます。

今回は
第1相試験なので
まずは「安全性」が1番の課題です。

光免疫療法との併用は?

現在
網膜色素変性症、
パーキンソン病
心臓疾患に対して
iPS細胞由来の細胞が使われ
治験が進んでいます。

今回、
血液系の細胞に
応用されるのは初めてです。

この方法が
うまくいくようであれば

ゆくゆくは
光免疫療法と
組み合わせることもできます。

抗体・光感受体を注入する際に
NK T細胞を
一緒に入れておくと
より
免疫力が活性化して、
光免疫療法の
2段階目のがんへの攻撃が
より強まる可能性があります。

がん細胞も
身体の中では
あの手、この手で
増殖、浸潤をします。

がん治療法につかえる
選択肢も
いろいろと
多い方がよく、
がんの種類やステージに
応じて
最も効果的な方法を
選別する時代が来るはずです。

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