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  • 最終更新日: 2020.07.3

脳腫瘍などでも 光免疫療法 をつかうためには.

光免疫療法の欠点には
大きく2つあります。

その1つが
光が照射できない場所の
「がんをたたけない」ということです。

この課題を
クリアできる
あらたな方法が出てきました。

近赤外線が「ある状態」を作り出す

2020年5月に
北海道大学大学院理学研究院および
同大学創成研究機構化学反応創成研究拠点
の研究グループが
量子化学計算という
コンピュータ
シミュレーションを用いて
光感受体IR700に対する
近赤外線の役割を解明しました。

IR700は
水溶性のケイ素フタロシアニン化合物です。

この光感受体から電子が
パンととばされ
細胞膜にダメージを与えるという
大雑把な私のイメージです。

IR700 は
近赤外線が当たると
加水分解して
システイン残基から
電子が飛びやすくなります。

そして
薬剤に電子が入り込む
「ラジカルアニオン」状態となる。
そうです。

玉ねぎ(オニオン?)

今後
光の照射できない
身体の深部にある「がん」も
たたける可能性があります。

なぜなら
近赤外線で作り出している
「ラジカルアニオン」状態を
作り出せれば
どんなものでもいいからです。

超音波で光免疫療法の感受体は反応する?

わたしは
電気や電子的なことは
まったくわかりませんが
(-_-;)

2020年には
アメリカ 
カリフォルニア工科大学のグループが
乳がん
結腸がん
白血病のがんに対して
「超音波」が
がん細胞にダメージを与えることを
確認しています。

Selective ablation of cancer cells
with low intensity pulsed ultrasound
Appl. Phys. Lett. 116, 013701 (2020)

この研究では
超音波(0.5–0.67 MHz)を
20ミリ秒当てていました。

大切な点として
この超音波は
健常な細胞には
一切ダメージを
与えなかった
ということです。

光免疫療法を脳腫瘍などでも使うために

消化器系であれば
光ファイバーを患部に
埋め込むことができます。

しかし
まったく
光を与えることができない部位
例えば
脳腫瘍、
肝臓、
膵臓、
骨などの臓器の深部では
近赤外線光を届けることができないことが
光免疫療法の最大の欠点であり、
課題なのです。

もし
ある特定の超音波などで
光免疫の光感受体が
「ラジカルアニオン」状態になれば
光免疫療法の欠点の1つが
なくなるということです。

超音波に限らず
光免疫の光感受体が
いろいろな波長で
「ラジカルアニオン」状態を
作り出せるか

しらべれば良いのは
ないでしょうか?

ダレカヤッテクダサイ!
<(_ _)>

ただし、
この
「ラジカルアニオン」状態を
簡単に
可視化できればいいのですが、

そうでなければ
2段階
解決する必要があります。

まずは


「ラジカルアニオン」状態の
可視化を実現して
その後


いろいろな波長で
「ラジカルアニオン」状態を
起こすのか確認する

できれば
「ラジカルアニオン」状態を
数値で示すことができれば良いと思います。

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