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  • 最終更新日: 2020.07.7

がん免疫治療の課題を Ai が解決できるか?

オーダーメイドの
ガン免疫療法を目指して
愛知県がんセンターと
NECが
共同研究を開始すると
発表しました。

 

ガン免疫療法の2つの問題点

いまある
「ガン免疫療法の問題」は
身体の免疫系が
がんを異物として
認識しない
ということです。

その課題に対して
2つのアプローチがあります。

身体の免疫系の
1 マイナスを「ゼロ」に戻す
2 ゼロを「プラス」にする

両方併用できれば
一番効果が上がります。

具体的には
前者は
チェックポイント阻害剤です。

がんが作っている「隠れ蓑」を
はがすことで
身体の免疫力を正常にもどすものです。

一方、
今回共同研究で目指すのは
後者です。

免疫応答を増強する「抗原」を
見つけ出そうとするものです。

 

 

 

「ガン免疫」に対する得意技

愛知県がんセンターは
がん細胞に特異的に発現している
「分子」を見つけ出す技術を持っています。

この分子を
「ネオアンチゲン」といいます。

2019年11月には
愛知県がんセンターは
「富士通研究所」と共同で
がんのゲノム情報から
ネオアンチゲンを見つけ出す
AI技術を開発、応用しています。

一方、
NECは
コンピューターやAiを使って
がん抗原
「ネオアンチゲン」を
予測する技術
を持っています。

NEC「革新的がん治療をめざして」の記事

 

そこで

患者さんの臨床情報、
遺伝子変異の情報、
遺伝子発現情報を
Aiに情報として入力します。

新たな
がん抗原「ネオアンチゲン」が
予測しやすくなります。

そして
実際に
患者さんの免疫細胞が
これらの
「ネオアンチゲン」を認識して
がんをアタックするのか?
増殖を防ぐのか?
転移を防ぐのか?

などを確認するのです。

 

 

 

Ai技術を光免疫治療へ

「ネオアンチゲン」は
バイオマーカとしても利用できます。

ゆくゆくは
この「ネオアンチゲン」に対する
「抗体」をつくって
光免疫療法にも応用できます。

早期から変動する
バイオマーカがわかれば
いくつかの利点があります。

1 治療を早期から進められる。
2 治療の薬剤の効果がわかる。
3 治療の種類を選ぶことができる。

3つの目の利点は
複数のバイオマーカがあれば
より具体的に
予後や副作用を
予想することにもつながります。

今回の共同研究から
成果がでてきて
早く実現してほしいです。

 

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